設立の経緯
     

消化器内視鏡教育におけるこれまでの実績

近年の内視鏡の進歩は著しく、診断のみならず治療分野においても内視鏡の果たす役割はますます大きくなりつつあります。しかし、内視鏡が低侵襲で安全な診断・治療手技として注目される一方で、その技術はより高度化し、技術習得を安全かつ効率に行う体系的なシステムが求められています。そのため医療現場においては内視鏡の更なる機器開発とその安全で効率的な技術習得のためのトレーニングが不可欠です。これら二つの目的を達成するために、平成18年に私どもは、消化器内視鏡機器開発と手技習得のためのトレーニングセンターとして、神戸消化器内視鏡機器開発・教育センター(略称KEDDEC)を開設し、MR内視鏡や内視鏡治療用レーザーシステムなどの機器開発や、国内の医師を対象として内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)ハンズオンセミナーなどの内視鏡手技教育を行ってきました。

また、これまでに構築してきたシステムを発展させ、我が国で開発されてきた内視鏡診断・治療手技を、世界的に普及させるために、平成22年11月に神戸国際消化器内視鏡教育センター(International Gastrointestinal Endoscopy Training Center in Kobe: I GET KOBE)を設立し、海外の消化器内視鏡医の教育を進めてきました。これまでに、3回にわたり国際消化器内視鏡ハンズオンセミナーを開催し、世界16ヶ国から45名の消化器内視鏡医を対象に、生体ブタを用いた内視鏡的粘膜下層剥離術や超音波内視鏡穿刺生検法の実技指導を行ってきました。

神戸における医療イノベーション

神戸市は、ポートアイランドにおいて先端医療技術の研究開発拠点を整備し、産学官連携により、21世紀の成長産業である医療関連産業の集積を図る「神戸医療産業都市」を推進しています。また、政府は、強い経済を実現して元気な日本を復活させるための新成長戦略として、ライフイノベーションを謳っています。そして、平成23年12月に国際戦略総合特区を国内で7か所指定し、イノベーションを展開しています。その1つとして、京都府・京都市・大阪府・大阪市・兵庫県・神戸市が共同で申請した関西イノベーション国際戦略総合特区が認定されました。

私たちが展開してきました消化器内視鏡先端医療機器開発は、この特区の事業の大きな柱の1つとして挙げられています。さらに、平成26年5月に国家戦略特区が国内で6か所指定され、神戸を含む関西圏が、健康・医療分野における国際的イノベーション拠点の形成を通じ、再生医療を始めとする先端的な医薬品・医療機器等の研究開発・事業化を推進するとともに、チャレンジングな人材の集まるビジネス環境を整えた国際都市を形成することを目標としています。

一般社団法人化

私たちは、このような医療イノベーションに最適な国際都市神戸において、これまでの、消化器内視鏡教育の実績をもとに、国際的な消化器内視鏡教育を発展継続するため、任意に運営してきたI GET KOBEを、一般社団法人化することにいたしました。グローバルな視野を持ち、イノベーション創出のアイデアに富む、優秀な消化器内視鏡専門医が、国内外における先進的消化器内視鏡診療の教育普及に当たります。

一般社団法人 神戸国際消化器内視鏡教育センター 
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